熱貫流抵抗は、壁や天井床などの家の構造部分の熱エネルギーの伝わりにくさ表わします。
熱抵抗と同じで、数値が大きいほど熱が伝わりにくくなります。記号はΣR 単位は㎡K/W。
計算方法は、構造部分を構成する材料の熱抵抗値を全てたし算します。

壁を例にすると、室内側から
石こうボード+断熱材+合板+通気層+外壁だとします。
外壁の内側に通気層という空気の層がありますので、外壁の熱抵抗は計算に入れません。

石こうボードの熱伝導率λ=0.22W/mk
石こうボードの厚さ 12㎜=0.012m
石こうボードの熱抵抗値R=0.012÷0.22=0.05㎡K/W

断熱材(グラスウール高性能16K)の熱伝導率λ=0.038W/mk
断熱材(グラスウール高性能16K)の厚さ 105㎜=0.105m
断熱材(グラスウール高性能16K)の熱抵抗値R=0.105÷0.038=2.76㎡K/W

合板の熱伝導率λ=0.16W/mk
合板の厚さ 9㎜=0.009m
合板の熱抵抗値R=0.009÷0.16=0.06㎡K/W

ΣR=石こうボードR0.05+断熱材R2.76+合板R0.06=2.87※ となります。
以上のように、熱貫流抵抗は構造部分を構成する全ての材料の熱抵抗を合せます。
言わば、材料の重ね着ですね。

※注
厳密には、室内側の石こうボードと合板の表面に空気の膜があり、それぞれ熱抵抗として計算できます。
空気は立派な断熱材です。但し、空気の流れで膜の厚さが変わりますので空気層に面する合板の膜は
熱抵抗が小さくなります(室内と比較して熱の伝わりにくさが低い)。
室内側表面熱伝達抵抗Ri=0.11   iはin
屋外側表面熱伝達抵抗Ro=0.04  oはout
よって、正式には
ΣR=Ri0.11+石こうボードR0.05+断熱材R2.76+合板R0.06+Ro0.04=3.02